モレク 商品

モレク 浮浪雲 [DVD]

長い事DVD化を待っておりましたので即購入致しました、当時のマッドハウスの渾身の作品と思っています。此の作品の発表時期は家庭内暴力や親子の断絶等と世間では言われていた背景を考慮して頂くと更に感想が変わると思います。個人的に数あるアニメ映画の中でも5本指に入ります、サマーウォーズ等の家族をテーマに同感出来た方には是非観て頂きたいです。 浮浪雲 [DVD] 関連情報

モレク モレク神 [DVD]

モレク・・・「母親の涙と子供達の血にぬれた魔王」とも呼ばれており人身供養が行われたことで知られる。 (←ウィキペディアより一部引用)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人によっては退屈な映画かもしれません。描かれるのは…、遠雷轟く山荘…曇天…雲海…重厚な室内…空疎な会話…‘奇妙な緊張感を伴った’休日風景。…それだけだからです(表面的には)。監督はアレクサンドル・ソクーロフ。映像面は圧倒的に作りこまれています。意図的にフォーカスを外した絵画のような映像が連続します。音響も見事です。風と音楽とが玄妙にコントロールされ気配すら伝わってくるような鋭さがあります。…私にとって鳥肌が立つほどの映像・音響だと思いますが…その語り口…独特のリズム(←要するにリズムが遅い)は寝てしまう人もいるはずです。…実は私も初見時に寝ました(でも★は5つ、大好きです)。題材はあの独裁者‘アドルフ・ヒトラー’…、でも本作はドイツ映画ではありません。ロシア中心の合作映画でスタッフは俳優も含めてロシア人ばかりです(音声はドイツ語に吹き替え)。ドイツではナチス関連の表現にイロイロと規制がかかるためこのような制作体制になったようです。おそらくヒトラーを人間して描くことに問題があるのでしょう。(秀作『ヒトラー最期の12日間』の時にも問題化しました)・『人間としての指導者の姿に私は常に関心を抱いていました』・『権力という現象自体が巨大で無限の芸術対象なのです』これはソクーロフ監督の言葉です。この思いは現在‘権力者四部作’として完成しました。本作はその第一作です。(四部作はこの後『牡牛座レーニンの肖像』『太陽』『ファウスト』と続きます)そういった制作動機ですからヒトラーが人間として描かれているのは当然とはいえます。しかし、それとその行動(又は人格)を肯定することは別のことです。粗筋は前記のように単純です。劇的な出来事は一切ありません。ヒトラーがドイツ南部の山荘へ休暇にやってきて一昼夜過ごし帰って行く…それだけです(本作では現存するヒトラーのティーハウスでロケをしている)。時期は1942年夏頃で、まだドイツ軍の本格的な敗走は始っていません。表面上の主人公はヒトラーの愛人エヴァ・ブラウン…そう、主役はヒトラーではないのです(クレジットもエヴァ役が上)。つまり、エヴァから見た休日のヒトラーです。ですからエヴァの内面は(それとなく)描かれますが、ヒトラーの内面は描かれません。行動だけです。その行動は人間らしく描かれています。使用人に対して非常に優しく振舞ったかと思えば、思いついたように勝手なことを言ったり、どう考えても趣味の悪い冗談を執拗にくりかえしたり…、そうかと思えば愛人エヴァに我儘に甘えたり。…ここだけ観ていると成金のオヤジみたいな感じです。そして、そんなオヤジをエヴァは‘アディ’とあだ名で呼び愛します。本作はたわいのない物語に見えなくもありません。あるオヤジの休日を描くだけなのですから…。しかし正体は‘モレク神’なのです。ヒトラーが主導した極端な暴力(ホロコースト等)とその結果の甚大さは計り知れない、ということは周知です。そこにはどんな狂気が隠れているのか。本作でも僅かづつ正体が現れます。…そして、気がつくと全てがその狂気に覆われていると感じられるはずです。…思えばエヴァ以外の人物(ゲッベルス夫妻やボルマン)はただのイエスマンです。ヒトラーと人間的なつながりを持っているわけではありません。エヴァにしても結局ヒトラーに絶望しています…。つまり、本作はヒトラーを人間として描いてはいますが、その人間的内容を肯定しているわけではないのです。所々滑稽な印象の演出すらありますが、むしろ嫌悪感が先行するではないでしょうか。本作に描かれているのは、ある休日の風景ですが、そこから立ち上るのは絶望的なまでの人間(の姿をしたモレク神)の残像…または狂気なのです。…それが本作の核ではなのだと、そう思っています。『平安なんて許さん。鞭でうちつづけてやる』・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最期にソフトについてすこしだけ書きます。全体として特筆するような部分はありません。音質は通常レベル。画質はソクーロフ監督作なので良し悪しがよくわかりません(悪いとは思いません)。特典はフォトアルバムのみ。予告編や他の映像特典はなし。封入されているブックレットはこの時期の紀伊国屋ソフトらしい詳細で読み応えのあるものです。 モレク神 [DVD] 関連情報

モレク アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX 2 (痛ましき無関心/マザー、サン/モレク神)

初めてソクーロフ監督の作品を見た時の衝撃が忘れられない。私が小さい頃から親しんできた映画とは違う世界がソクーロフ作品にあった。ソクーロフ作品ははっきり言ってよく分からん。よく分からんのだが何か惹き付けられる魅力がある。不思議。 アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX 2 (痛ましき無関心/マザー、サン/モレク神) 関連情報

モレク はぐれ雲

以前から欲しいと思っていた曲だったので購入できてよかったです。歌い手の歌唱力にぞっこん惚れ込んでます。 はぐれ雲 関連情報




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