倍賞千恵子 商品

倍賞千恵子 倍賞千恵子 抒情歌 ベスト

倍賞千恵子さんは、美しい日本語を、はっきりしと美しい声で歌っていらっしゃいます。心地よいです。カーステレオで、毎日のように聞いております。倍賞さんの歌う代表的な抒情歌が収録されており、価格も手ごろでした。 倍賞千恵子 抒情歌 ベスト 関連情報

倍賞千恵子 あの頃映画 「家族」 [DVD]

山田洋次監督のこの「家族」は監督38歳の作。1970年、万博の年に制作された名作。地味だが、もっとも好きな作品のひとつで、切なく悲しい映画でもある。70年というと、日本が高度経済成長まっしぐらのころで、万博はその象徴だった。大半の人が輝かしい未来を信じていた。しかし、時代に取り残され、社会構造、産業構造の変化で、苦渋をなめた人たちも少なくなかった。炭坑閉鎖はそのひとつ。この映画は炭坑が閉鎖して、長崎の小さな島から酪農を夢見て北海道に向かう一家のロードムービーだ。乳飲み子を含めて子供3人、夫婦、そして、おじいちゃんの6人。北海道まで一週間近くかかる。長男(井川比呂志)は途中、福山市の製鉄所で働く次男(前田吟)のところに置いていこうとするが、ていよく断られる。しかし、弟は駅に見送った後、自分を責め、涙を拭う。その後ろ姿を捉えたシーンは忘れられない。次男の気持ちを思うと泣けた。大阪で新幹線に乗り換えするまでの間、万博会場まで行く。それも入り口まで。入り口からの見学。切ないシーンだ。東京に着く。旅の疲れか赤ちゃんが病気、それもかなり厳しい様子。病院に着いたときは手遅れ。金のことが気になり苛立つ夫、子供の死に打ちひしがれる妻、じっと耐える祖父。過酷な旅を終え、やっとの思いでようやく寒い北海道に着く。着いた途端、疲れからか祖父が眠るように死んでしまう。笠知衆演じる祖父はその時65歳。これは35年前の話だが、その後、バブル崩壊をへて今日にいたるが、日本は様変わり。「安全と水」はただといわれた国は大きく変わり、だれもが未来に大きな不安を抱きながらも口にしない国になってしまった。この国にまた希望が持てる日はくるのだろうか。そんな複雑な気持ちで久しぶりにDVDでこの映画を見たが、まぎれもなく、日本映画の傑作と思う。こんな時代だからこそ、より価値にある映画ではなかろうか。 あの頃映画 「家族」 [DVD] 関連情報

倍賞千恵子 本当は戦争の歌だった 童謡の謎 (祥伝社黄金文庫)

祥伝社黄金文庫/合田道人=著『本当は戦争の歌だった 童謡の謎』のレビュー。2015年9月読了。童話や童謡には、今の子供や大人が見聞きしているものとやや異なる「元となる物語」がある、というのは聞いた事があったが、本書では、何気なく歌ったり聞いたりしている童謡の中に、実は「戦争の歌」があったことが紹介されている。例えば、「汽車ポッポ」。「♪汽車 汽車ポッポ ポッポ シュッポシュッポ シュッポッポ」・・・に続く歌詞を、我々は「♪ぼ~くらをのせて シュッポシュッポ シュッポッポ」と覚えているが、元々は、「♪兵隊さんをのせて シュッポシュッポ シュッポッポ」であり、「♪走れ~ 走れ~ 走れ~ 鉄橋だ 鉄橋だ 楽しいな」ではなく、元々は、「バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ! 兵隊さん 兵隊さん 万々歳!」だったらしい。なお余談として、出だしを「♪汽車 汽車シュッポ シュッポ」と歌うのは間違いで、「♪汽車 汽車ポッポ ポッポ」が正しい歌詞らしい。知らなかった(^_^;)他にも、「里の秋」「かあさんの歌」「ぞうさん」「めだかの学校」「故郷の空」「さとうきび畑」など、郷愁を誘う歌詞とメロディの芯奥に、実は戦争の暗い影があったことを、本書は教えてくれる。著者はよく調べて書いているし、生前の川田正子(有名な童謡歌手だった)にも会って話を聞いている。童謡は、小難しいこと抜きにした素直な気持ちで聴くのが一番だと俺は思っているが、こういった物語が歌詞に込められて(あるいは改変されて)いるという事を知っておくのは無駄ではない。書店に出たての文庫初版の帯には、「この本を読んで現在の平和を改めて噛みしめてほしいのです」という倍賞千恵子の言葉の帯が付いている。 本当は戦争の歌だった 童謡の謎 (祥伝社黄金文庫) 関連情報

倍賞千恵子 あの頃映画 「故郷」 [DVD]

 山田洋次の映画といえば、どうせお涙ちょうだいだろうと高をくくって観るのだが、時々名作に当たってしまう。これもその一つで、全編瀬戸内海でのロケで美しい。石船をあやつる夫婦が、その仕事を離れなければならなくなるというそれだけの話だが、それがいい。音楽がまたいいのだがこれは佐藤勝だから、佐藤勝がいい時はとんでもなくいい。渥美清が、少し俗なおじさんをやっているがこれもいい。作中で子供が歌っているのはウルトラマンAの主題歌である。しかもこれ、「宇宙戦艦ヤマト」に影響していると私は見た。 あの頃映画 「故郷」 [DVD] 関連情報

倍賞千恵子 俺たちの交響楽 [VHS]

朝間義隆監督、武田鉄矢主演の映画です。高度成長期の川崎が舞台。ベートーベンの第9の発表を目標に、地元の労働者で構成される合唱サークル?の立ち上げから発表までを描いた作品です。合唱団のメンバーの葛藤を通した「人間同士の連帯」がテーマとなっています。個人的にこの映画が作成された時代は生まれていませんでした。映像もいま見ると古いものですし、もはや真正面から高度成長期の感覚での「連帯」などというテーマの映画が現代で作られることもほとんど無く(あったとしてもなんとなくわざとらしい、鼻白むようなものが多い気がします)、映像の洗練された映画が多いいまでは万人受けする内容ではないだろうな・・・とは思います。ただ不完全な人間同士が集まって、ひとつの目標に向かって行く姿というのは、職場や市民サークル、学校などに所属している現在のわれわれにも共通のものですし、見事にこの時代の空気とあわせて描かれたテーマであると(私は)感じました。ひさびさに見る価値のある映画に出会えたなと思いました。朝間さんの関わった映画はほとんど見ていますが、「思えば遠くへ来たもんだ」「えきすとら」など武田さん主演の作品はいい味出してますね。DVD化されてないのが残念です。 俺たちの交響楽 [VHS] 関連情報




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