007 黄金銃を持つ男 商品

007 黄金銃を持つ男 007/黄金の銃を持つ男 007シリーズ

同名の映画は「私を愛したスパイ」と同様に、原作から表題と登場人物だけ借りた全く別の作品。映画と映画、小説は小説として楽しむべきなのだが、映画を先に見てしまうと、どうしてもスカラマンガにクリストファ・リーの面影を追ってしまう。それだけ魅力的なキャラクターなのだろう。フレミングの他の作品に比べると派手なアクションシーンもなく、カリブの濃密な空気も漂ってこない。どちらかと言えば地味な印象だが、遺作で補筆もあることを考えると仕方ないのかもしれない。 007/黄金の銃を持つ男 007シリーズ 関連情報

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007シリーズの作者のI・フレミングはMI5職員のスパイでモスクワの英国大使館に勤務したという。アレン・ダレス(CIA長官)を尊敬する反共のタカ派である。1963年だかにサマセット・モームと来日してる。よく1964年に病死した。心臓麻痺だったかな。映画化(1963年)前は本はそれほど売れなかったから印税成金ではないが名門の出で自慢した。ホラーのクリストファー・りーとは親戚関係。フレミングはモームと比べれば大したことはないが「教養」自慢で小説でもペダンチィックな「薀蓄」がありうんざりする。来日は「007は2度死ぬ」の取材を兼ねていた。煙草はハイライトをすって「微かにバージニア葉の香り」とかウィスキーは「1番安いサントリー・ホワイトが美味い」安いのはトリスだよ。「うな丼は美味い。あまり柔らかいのは好きでない」とかとにかく一言多い親父だった。歌舞伎とか俳句はあんまり興味を示さなかった。ほんとは日本嫌いだとか。なんかで日本軍が英国兵に行った拷問を非難している。フレミングはボンド役にR・ムーアを推薦していた。1番ミスキャストだと思う。ブリット・エクランドはロッド・スチュワートと結婚したんだったかな?小生の「教養」にはそれほどお金はかかってない。フレミングと比べればで普通よりはかかってる、と思う。ことにしている。 007/黄金銃を持つ男 特別編 [DVD] 関連情報

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自分はこの「黄金銃」と「女王陛下」が好きですね(コネリーボンドは男くさすぎて・・・)内容も結構のんびりしているんですよね。いい意味で緊張感がないというかスパイ映画なのに「地味」吹替えですが、広川さんは勿論、こちらの方がバリバリにカッコいいです。でもクリストファー・リーは新録の方がキャラクター的には合っていますね千葉耕一さんはちょっと老けすぎかな?ボンドガールも新録の声がキャラクター的には合っていた特にグッドナイトは新録の方がバカさ加減がアップしていて個人的にはこちらが面白い当時の音源を綺麗に残されていたマニアに感謝大抵はテープが伸びたり、デッキ内でからまったりで、保存できる状態じゃなくなってしまうので 007/黄金銃を持つ男【TV放送吹替初収録特別版】 [DVD] 関連情報

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従って、これ以降の007は、それまでとは微妙に雰囲気の違う映画になっていった。この違いを感じ取れた人は、相当な007通だ。映画というのはどうせ作り物。その作り物を極めた手作り感が、本作の面白みの神髄。その上で、英国スパイものらしさを全編から漂わせている。これがハリー・サルツマンが担った部分であろう。もう一人のプロデューサー、アルバート・R・ブロッコリはただの商売人。だから売れれば何でもいい、という人。何せ先祖は米国でのブロッコリ栽培による一大成功で蓄財をしたというイタリア系移民一族なのだそうだから。だから本作にはコンピューターお任せのCGとは明らかに肌触りが違う、パルプ・フィクション感覚が存分に漂っている。これがまさしくこれが冷戦の60年代から始まったオリジナルの007らしさだ。本作も作品の出来不出来は別として、改めてオリジナリティにあふれた007映画だったと感じる(35年前に日比谷映画劇場のロードショーで見たときは確かにあまり面白いとは思わなかったが。こういう面白みは年齢が低いとわかりずらいものなのだと思う)。本作の難点を挙げれば、前作に次いで登場するふっとっちょ保安官ぐらいか。けばけばしい色彩照明の使い方一つとっても、70年代後半のこの時代にあってすでに60年代キッチュ感覚への憧憬が始まっているところが極めて早い感覚だったと思う。たとえばオースティン・パワーズなどのパロディ映画は本作の憧憬と同じ感覚に依っている。それに比べて、ただの有名映画のパロディと化した次作は公開当時の若輩者でも目を覆ったものだ(今でも感想は変わらない。多くの方が次作をロジャー・ムーア版の最高作とおっしゃるが、今、見直すと感想が変わるのではないかと思うので是非お試し下さい)。 黄金銃を持つ男 [Blu-ray] 関連情報

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007シリーズといえば「黄金銃を持つ男」でキマリです。主題歌、楽曲ともジョンバリーによる采配がパーフェクトで、聴くだけでもワクワクします。あとジャケットイラストのあれもこれものごった煮感のゴージャスさ。裏面の写真コラージュも時代感に溢れてて、どれもこれも見ててあきませんね。 007/黄金銃を持つ男 オリジナル・サウンドトラック 関連情報




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