様々な文化的、社会的、政治的差異を持つ人びとを制度的不平等感を与えずにに共生させることは可能か――この問いに対して世界の第一線で活躍する研究者が深淵な議論を繰り広げる。結論を再起に言えば、可能か可能でないかではなくて「わからない」というのが本書を読んだ結論である。しかしこの「わからない」という結論を出すまでの現実分析の鋭さや、解決のための仮説への批判や支持の応酬などの険しい道のりこそ、本書の醍醐味である。ただハーバーマスの議論がわかりにくいという点を除けば、知的ごろつきには刺激的な本であることは間違いない。 マルチカルチュラリズム 関連情報
地元にいっても細かい情報が掲載されていてよく使えるので、満足のできかなと実際のレビューが乗っているのも有り難い A09 地球の歩き方 イタリア 2015~2016 関連情報
きらびやかなフラデルフィアサウンドは健在です。やはり圧巻はアッピア街道の松、最後の盛り上がりにもっていくムーテイの指揮ぶりは天才です。ただ、鳥のさえずりが聞こえませんでした。 レスピーギ:ローマの松(ローマ三部作) 関連情報
レスピーギ:「ローマ三部作」(交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの祭り」、交響詩「ローマの松」) スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送響1999
うーむ、凄すぎ。演奏、録音、ともに文句なしのライブ録音盤。スヴェトラーノフは録音のダメな盤も多いので、この盤の存在はとてもありがたい。彼のファンには今更説明の必要もない名盤だ。ファンじゃない方のために、一応説明しておくと…。演奏スタイルは実に独特、テンポはかなりゆっくり目。他の指揮者なら確実に間延びしてダレてしまうような、スローモーション的テンポを、実に堂々と演奏するのがスヴェトラーノフ流。特に往年の彼はこの傾向が強く、聴いていて、圧倒され、あっけにとられる。ぽかーん。なんだ? こりゃ…!他の指揮者の演奏とはまるで別モノ。違う曲を聴いているかのよう。でも、それが心地よい。この演奏には賛否両論あるだろうが、多分、一度聴いたらスヴェトラーノフのファンになっちゃうような気がする。僕もそうだったし。とにかく他の指揮者と比較するだけ無駄、これはスヴェトラーノフのレスピーギなのだ。こんなレア過ぎる演奏を知らないでいるのは、人生の損失だ! レスピーギ:「ローマ三部作」(交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの祭り」、交響詩「ローマの松」) スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送響1999 関連情報