収録されている絵は凄いと思うものもそう思わないものもある。写実画についてはあまり知識がないので絵や作家のセレクトの基準などについてはよく分からない。ただ作家や絵についてのコメントはかなりレベルが低いと思う。素人の感想の域を出ない。ぼくにも書けそう(笑)。 写実画のすごい世界 関連情報
写実絵画の魅力 世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る
世界的にも例のない写実絵画専門の美術館を開設するに至った設立者の思いが綴られており、その先見性と行動力に、まず圧倒されました。 また日本人にこれほどまでの技術をもった写実画家が多く存在することにも驚きます。写真や動画の技術が確立している現代において、いまさら写実的な油絵を描くことに、いったいどういう意味があるのか。賛否両論があるなか、各々の作家がどのような考えや、哲学をもって制作に取り組んでいるのかが、作家別の構成によって、その一端を垣間みることができる貴重な内容となっています。 設立者は、海外の美術をさんざん見て回った結果、気に入る物がなかなか見つからなかったところ、日本で美術館を作るきっかけとなった作品に出会ったと述べています。また、写実絵画は、日本人の繊細さや、手先の器用さも関係しているとも述べられており、写実絵画の最先端をいくアーチストが日本に結集しているとの事です。まさにそういった作家の殿堂ともいうべき美術館の黎明期を綴った貴重な記録かも知れません。 写実絵画の技術は、ダ・ヴィンチやフェルメールなどの古典的技法が使われているようです。それを現代の日本人画家達が、継承して、さらに自分たちの新たな技法を加えて発展させている試みは、世界的にも希有の潮流であり、今後大きな芸術の革命になるかのような予感がする一書です。 写実絵画の魅力 世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る 関連情報
写実的な絵を描いているので、書かれている言葉がいちいち身にしみる感じです。理想と現実が甚だしく隔たっている下手な日曜画家でも、絵について考えるたびに紐解く名著です。 リアリズム絵画入門 関連情報