「JSA」以来韓国映画にはまっています。韓国映画ってほんとに質が高いと思う。そしてこの作品も。ジャケットを見て、主演の男優が初恋の人に似ていて・・・ついつい惹かれて観てしまいました。人種が同じせいなのか、心情の移り変わりの微妙な部分に共感できるんですよね。なんとなく、ストーリーのとっかかりが「オーロラの彼方へ」に似ている感じで、もしかしてパクリ?って思ってしまいました。ごめんなさい。タイムスリップ物はどうしても矛盾があるのは当たり前で、現在と過去をつなぐありえないドラマがそこにある訳だけど、期待以上に、感動的!ラストはほんとに泣けるんです。せつないんだけど、なぜかさわやかな涙。そんな涙を流したい人にはおすすめです。キム・ハヌルはほんと!に輝いていて美しい。の一言です。そして、ユ・ジテ。けっしてハンサムではないのだけれど、優しさや、あったかさがじんわりと伝わってくる俳優さんです。 リメンバー・ミー+時の香り<日韓Wパック> [DVD] 関連情報
このDVDは斉藤君が見たくて買ったのですが、期待通りに可愛くて大満足です!話については賛否両論あるようですが・・・。 時の香り~リメンバー・ミー~ [VHS] 関連情報
この映画、一般的には殆ど知られていないが、好みは分かれるものの、好きな人にはクセになる不思議な魅力を放つ作品。「さようならギャングたち」ら、高橋源一郎の3つの小説から構成された物語だが、本筋は至ってシンプル。舞台は、世界を股に掛けて掠奪を繰り返すギャング団が次に襲撃を予告したとあるBAR、マスターは名腕のボディガードたちを雇い応戦するが、、、。全編一幕物で展開する演劇的な空間、台詞、手法、約束事に映画的技巧がミキシングされたような感覚だが、とにかく破天荒で奔放、ポップなイメージに溢れている。ソフト・フォーカスされた何処でもない何処かの“夢”の世界で興じる記号化された登場人物たち。これが凄い、ちょっと挙げてみようか。ビリー・ザ・キッド、宮本武蔵、マルクス・エンゲルス(かの有名な経済学者ふたりの合体)、サンダース軍曹(コンバット!ね)、中島みゆきらがボディガードとして、ハリー・キャラハン(ご存じ、ダーティハリーね)、ブルース・スプリングスティーン、レオニード・ブレジネフ(かってのソビエト書記長)らがギャングとして、それ以外にも金子光晴、イエス・キリスト、POPEYE誌(笑)らが登場。因みに、彼らの溜まり場であるBARの名前は、“スローターハウス”。演じるのも、映画界から原田芳雄、石橋蓮司、戸浦六宏。新劇界から細川俊之、北林谷栄。小演劇界から三上博史、塩野谷正幸、神戸浩(マルクスを追う特高役、共演の原田芳雄をして驚愕させたあの台詞回し!)ら多数。学生映画出身者として室井滋、内藤剛志。ヴァラエティ界からラサール石井、三宅裕司、小倉久寛。音楽界から鮎川誠、ゼルダ、ヒカシュー。その他高橋源一郎、日比野克彦、浅葉克巳、栗本慎一郎ら文化人に、忘れちゃいけない美しきファム・ファタール真行寺君枝(シャーロット・ランプリング役!)と、正に、多種多彩としか形容できない賑やかな顔ぶれ。改めて観直したけど、みんな、若い!作り手たちが最も楽しんでいるようにも思えるが、高橋文学のエッセンスを生かしながらの知的スノッブの遊戯的試み。80年代サブ・カルチャーと当時のPARCO的文化に興味、郷愁を感じる方には特にお薦め。 ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け [DVD] 関連情報
山川作品を読んできた人には馴染み深い写真屋さんをメインに据えた物語。氏の父がカメラマンだったこともあってか、カメラは小物としても結構出てきていた。表紙で構えているのはゼンザブロニカかな。また渋いとこを突いている。短編の写真屋さんみたいに生活観のない謎キャラのまま通すのかなと思ったら、意外と庶民的で親近感が湧く。早い話が想像と違ったのだが、良い意味で想像と違った。ある意味おなじみの押しかけ女房的なヒロイン(?)も健在。なんといえばいいのか分からないけど、山川作品はどれも、読む前に「ああ、いいなあ」と思って、読んでるときも「ああ、いいなあ」と思って、読んだ後も「ああ、いいなあ」と思う。寒い日に熱いお風呂に入って、「ああ、いいなあ」と思うのに似ている。肌寒い晩秋にコーヒーを飲んでしみじみと美味いでもなんでもいいけど。しみじみと来る良さだ。そしてそれは年齢を重ねるたびに強く思う。昔好きだった漫画でも青臭く感じてしまうことは多々あるけど、山川漫画は時間の経過や大人の再読に耐えうるものだ。そりゃ流行りの絵柄でも作風でもないし、特に今作はコーヒーもう一杯やら口笛小曲集みたいな幾分キャッチーな作品と比べると表紙は明らかにとっつきにくく、雰囲気にしても従来の読者向けの部分があるとは思うけど、こういったものを描き続ける人がいることに、そして出してくれる編集者がいることに、言い知れない頼もしさを感じる。出版業界は先細りとはいうけれど、こういった作品が出なくなったらもう終わりなんだろうなと思っている。いやしくも漫画好きを自称するなら絵柄に躊躇せずに、是非読んでほしい(正直、表紙も渋すぎて一見さんは手に取らないと思う…。2巻は売り上げ次第というなら、もう少し他にあったのでは…)。なくなりそうなものを撮る物語だけど、良いものはなくならないでほしい。そして、なくならないために微力でも買い支えていきたいと思う。それにしても連載開始したのって二年前なんだ。月日が経つのは早いな。「肩書きが○○○の奴には気をつけろ」、これは本当にその通りだなと思って笑ってしまった。 写真屋カフカ (ビッグコミックススペシャル) 関連情報
心しっとり、若い頃を思い出させてくれる。一杯のコーヒーで何時間もいた喫茶店、名曲喫茶は無くなったけど、小さな店がガンバって、美味しいコーヒーを淹れている。また、キャネーラを。 一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス) 関連情報