レ・ミゼラブル 商品

レ・ミゼラブル Les Miserables (Oxford Bookworms Library. Human Interest, Stage 1)

Oxford Bookworms LibraryシリーズのStage 1(400語レベル)語数 7,302          YL 2.1フランス人作家Victor Hugoが1862年に著したロマン主義フランス文学の超大作としてあまりに有名な作品であり、現在ではミュージカルでも世界各国で上演されている作品を、OBWシリーズを幅広く手掛けているJenniferBassett氏が400語レベルの英語でリトールド(簡易化)したものである。1815年のある日、高名な司教のもとを、Jean Valjeanが訪れる。貧困に耐え切れず、パンを盗んだ罪で19年もの間刑務所で服役していたValjeanは、すっかり心がすさんでしまっていた。そんなValjeanを、この司教は温かく迎え入れ、食事をご馳走する。しかし、Valjeanは、その夜、銀の食器を盗み出して家を出てしまう。翌朝憲兵に捕まえられてこの家に戻ってきたValjeanに、司教は彼を許し、銀の燭台をも与えてしまう。これをきっかけに、過去の行いに懺悔し、正直な人間として生きていくことを誓ったValjeanが一生を終えるまでの話が簡潔にまとめられている。心を入れ替えたValjeanは、Madelineと名乗り、工場を興して、事業に成功し、人にも親切にし、幸せな生活を送っていた。そこにFantineという一人の女性が働きにきていたが、彼女は、幼い娘Cosetteをパリに住むある夫妻に預け、お金を工面していた。ところが、次第に多大の額を仕送りを要求されるようになり、Fantineは次第に追い込まれていった…。この後、Valjeanの身元を知り、逮捕に執念を燃やす警官Javert、Fantineの娘Cosette、その恋人Mariusが登場しながら、Valjeanの人生をえがいていく。原本は1,200ページを超す長編をリトールドした本書だが、ストーリーが持つ魅力はしっかりと残されていて、引き込まれながら読めるお勧めの一冊である。Penguin Readers (Level 6)から出ているものよりも気軽に読める「レ・ミゼラブル」の英語読本としてどうぞ。 Les Miserables (Oxford Bookworms Library. Human Interest, Stage 1) 関連情報

レ・ミゼラブル レ・ミゼラブル~輝く光の中で~【字幕版】 [VHS]

とにかく、家族や友人にも是非紹介したい名作。たしか、同じクロード・ルルーシュ監督「愛と哀しみのボレロ」が近々DVDが再発される予定だったと思います。このあたりのタイミングで、この「レ・ミゼラブル」も国内初DVD化が実現されれば、同監督の更なる再評価の声も高まるのではないのでしょうか?DVD化、お願いします! レ・ミゼラブル~輝く光の中で~【字幕版】 [VHS] 関連情報

レ・ミゼラブル レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

元々ミュージカルのレ・ミゼラブルが好きで、新潮文庫の佐藤朔訳版は全巻書棚にあるのですが初めて読んだときに挫折して以来、もっぱらミュージカルのシーンを原作と対比して確認する際の資料的な使い方をしており、いまだに全巻完読はできていません。そこで読みやすい新訳が出たと言うことで挑戦してみました。本書の下巻の訳者あとがきにある通り、こちらの新訳版は1960年代にハーバード大学の教授が発表した、レ・ミゼラブルを読みやすいように原文に忠実に、小説の内容と直接関係してこない枝葉の部分(ヨーロッパ史や社会思想など)をそぎ落として読みやすいようにした作品に、著者がフランス語原文、3種類の日本語訳版を参考に訳したものということです。どうやらレ・ミゼラブルが読みづらいと言うのは万国共通の悩みらしいですね。で、どうだったかというとかつて挫折した私が、2日間で上巻を読破して感想を書いているということからもわかる通りかなり読みやすかったです。ただ、佐藤訳すら完読していないレベルの読者なので正確ではないのですが、カットした部分と本文の整合性を保つためか、その辻褄合わせの部分が必ずしもフランス語原文に正確なわけではないような気がします。またかなり大胆に原文をカットをしているようなので、ミリエル司教の長々しい人物描写などもばっさり切られていますし、私の好きなミュージカルの「ヴァルジャンの独白」のアイデアにもなっていると思われる「夢」の部分も見事に切られており、あくまで小説の本筋と関係ない部分はカットするという意向のようです。そこは賛否がわかれそうです。と、ちょっと否定的な内容を書きましたが、おそらく完訳版は読者の7,8割(予想)が途中で挫折している気がしますので、個人的には本書は上記のデメリットより、読みやすさのメリットの方が数段上かなと思っています。なので先日公開された映画を見て、小説に興味を持たれた方は、完訳版を読みきる自信があるならば完訳版を、自信がない方は本書を試してみるのがいいかもしれません。 レ・ミゼラブル (上) (角川文庫) 関連情報

レ・ミゼラブル LesMiserables~レ・ミゼラブル~ 映画パンフレット  【監  督】トム・フーパー 【キャスト】ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター

映画のパンフレットがネットで買えるなんて知りませんでした。映画館で手に入らなかったものが購入できて感激です。 LesMiserables~レ・ミゼラブル~ 映画パンフレット  【監  督】トム・フーパー 【キャスト】ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター 関連情報

レ・ミゼラブル レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)

レ・ミゼラブルが私達に示すもの、それは人間肯定と、ヨーロッパ世界における神と人間との距離感であると思う。人間肯定については、この物語はあまりにも有名であり、いまさらそれをここでくどくどしく書く必要はない。しかし一言いうならば、迫害され、虐げられた小さな魂がジャン・バルジャンに出会う前、その小さな魂には「愛する機会が与えられていなかった」とはすさまじい洞察であったといえる。愛とはそこにあるものではなく、機会が必要であるとは、私は気づいていなかった。それだけでも、この本は偉大である。そして神と人間との距離感は、この物語を貫くもうひとつの大きな柱である。孤独ですさんだジャン・バルジャンが、たちなおるきっかけを得たのは神の教えをもたらす者の前であり、ジャン・バルジャンが小さな魂に出会ったのも、神の御手によるものであるとしてある。このような絶対的な神の存在は、我々日本人には理解しがたく、しかしながら物語りの流れが、その存在を私に納得させたことも、ここに告白しなければならないだろう。今まで気づかなかった多くのものに、気づかせてくれた小説でもある。 レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫) 関連情報




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