ジュリ・アレン 商品

ジュリ・アレン セグメンツ

 よくぞこれだけ多彩なピアニズムをこなせるものだ。パーカー・ナンバーのカバーから、「アイム・オール・スマイルズ」の抒情的な演奏、そしてコールマン系の渾沌としたフリー・ジャズまで、一枚のアルバムにジャズ・ピアノのあらゆる要素を詰め込んだもの。逆に、かのじょの器用さが目に付き過ぎる部分もなくはないのだが、なみなみならぬ実力の持ち主であることはすぐわかるだろう。さらに、サイドメン(というにしては強力過ぎる)の好サポートは顔触れを見ただけで想像がつくだろう。このアルバムの実質的なリーダーはチャーリー・ヘイデンなのかもしれない。かれのオリジナル「ラ・パッショナリア」も名曲だ。そしてビル・エヴァンス・トリオの名ドラマー、ポール・モチアンもセンスのよい、芸の細かいドラミングで盛り上げる。一曲を挙げるなら、少々恥ずかしいのだが、女性らしい「アイム・オール・スマイルズ」だろうか。もちろん、どのナンバーも聴き応えがある。 セグメンツ 関連情報

ジュリ・アレン サマー・ナイト [DVD]

シェイクスピアの講義で、『夏の夜の夢』のパロディで『サマーナイト』というウディ・アレンの作品がある、と聞きました。もともと『夏の夜の夢』は、妖精が登場したり、ほれ薬が出てきたりと、私にはちょっと取っつきづらい作品です。そういう時に、『サマーナイト』のことを知ったわけです。ウディ・アレンは、以前テレビで『スリーパー』というコメディを観たことがあるだけですが、めちゃくちゃなのに気持ちよく笑える!という強烈な印象を受けたのを覚えてます。台詞回しの上手さや、主演しているウディ・アレンの演技や表情に、笑いながらも脱帽しました。余談として、この話をしてくれた教授も「シェイクスピアとごっちゃにされては困るけど、これはこれで非常に完成度の高い喜劇です。君たちくらいの年代は、シェイクスピアよりもこっちのほうが好きなんだろうなあ…」と、ぼやきながらも、お墨付きをだしてました。 サマー・ナイト [DVD] 関連情報




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